勉強と読書の楽しみ

日々の勉強と読書記録を綴っていきます。 2022年9月に無事、慶應大学法学部乙類(政治学専攻)を卒業しました。

2020年11月

2021年1月の科目試験を申し込みました。

『新・日本外交史Ⅱ』の1科目のみです。

この単位が取れれば、乙類へ変更するときに、卒論以外の卒業単位はすべて充足となります。とはいえ、他に勉強して面白そうな科目があって、卒論に役立つのであれば、レポート・科目試験を受けてもいいかな、と思っています。せっかく勉強できるチャンスでもあるので。

ロシア語を勉強始めて、1年と少しが経ちます。まだまだ実用には程遠いですが、なんとなく、道も見えてきたかなと思うようになりました。今回は、これまでの勉強の感想を書きたいと思います。

まず、ロシア語の勉強にかんして偏見。確かにロシア語の入り口は大変なことが多いと思います。とくに文字。その次が読み方と音。最後に複雑な格変化。

しかし、文字や音は慣れるしかありません。英語もずっと続けているから慣れているようなもので、スペルと音の不一致が甚だしい英語はとにかく慣れるしかなかったはずです。同様にロシア語も、慣れていないだけで、地道に音読をつづければ、これは早晩克服できる気がします。

次に、格変化。6つもある格変化はたしかに面倒だけど、ものは考えようで、逆に名詞がすべて格変化するので、これを覚えてしまえば、その単語の機能(目的語なのか主語なのか、あるいは間接目的語なのか)は一目瞭然です。ドイツ語は、ロシア語のように名詞が変化する機能がなく、すべて冠詞類(形容詞含む)が役割の表示を担当し、しかも名詞の性に規則性がほとんどないので、相当厄介なのにくらべれば、ロシア語は「これさえ克服すれば」これまたなんとかなりそうな予感がします。

ロシア語のいいところは、語順の自由さ。格変化さえしっかりおさえておけば、「私は今日本を読んだ」この語順通りに並べても問題ありません(たぶん)。難関なポイントは文字と発音、その結果としての単語を覚えにくいこと。つまりロシア語力=単語力とさえ言えるのではないかと思うようになりました。

とはいえ、また勉強している途上でいろいろと壁には突き当たると思いますが、おそらく慣れればドイツ語よりは楽に感じるのではないかと密かに期待しています。

卒論指導はオンラインでした。

時間より少しおくれて面談は始まりました。先生からはこれまでの卒論指導経緯について質問がありました。前回「予備指導」で指導いただいた先生から、今回の先生に変わった経緯を簡単に述べました。前に書いた通り、私は今度こそ納得のいくクオリティの論文を書きたいこと、今回選んだ分野について、これまでにないほどの興味が湧いたこと、熱意、モチベーションが保てそうであることを伝えしました。先生にもご理解をいただけたようで、指導を快諾いただき、その場で本指導に移りました。論文完成までの大まかなスケジュール感、次回までの課題も指導いただきました。

納得のいくクオリティといっても、熱意だけで良いものができるとは思っていません。しかし、卒業するためだけの論文を書いて、あとに何も残らないどころか、後悔だけが残る論文を書くのはできれば避けたいと思います。

これからさらに多くの資料や文献を渉猟する必要があり大変ですが、それも考えようによっては楽しみです。むしろやっと自分が「書きたい」と思えるテーマがきまったことを喜びたいと思います。

10月の科目試験結果が今日kccで発表されていました。

受験した、日本外交史Ⅰ、政治学(J)、日本法制史Ⅱのすべてに合格していました。これで、合計単位が116単位となり、甲類であれば、あとは卒論を残すだけですが、乙類へ変更予定なため、その場合、必修科目が4単位足りません。今度の連休でレポート一つ仕上げて、最後の科目試験としたいと思います。

しかし、レポートによる代替試験は、成績にバラツキがでるのはしかたないところです。

今年はずっと代替レポートでした。自分の科目試験も代替レポートで終わりそうです。

卒業論文を書く動機はひとそれぞれだと思います。自分も最初の大学の頃は、フランス語関係で書くことは決めていました。実際、卒論は義務ではなく、書かないで卒業する人も多いのですが、若かった私は?どうせ大学入ったのだし、せっかくフランス語を勉強したので、その分野で書こうという漠然とした動機しかありませんでした。先生にもよると思いますが、あの頃の先生方は、大学院に進学する予定がない学部生の書く卒論に興味がないように思いました。失礼な言い方かもしれませんが、何か書いてあれば良い程度のものだったのかなと思いますし、おそらくほとんど読んでないと思います。自分なりに必死になって書きましたが、学問はそんなに甘くない、というよりも、たかだか数年勉強しただけの私に大したことが書けるわけもありません。一応「優」をもらえましたが(その程度でこの成績ですからきっと読んでいただけてはなかったと思います)、結局卒論は私にとってはトラウマになってしまい、提出した日から一度も読み返していません。

慶應通信に入り直したとき、今度こそ卒論だけはきちんとしたいと思っていたので、書きたくなる分野が見つかるまで、待つ姿勢を決め込んでいました(最初の申し込みの時には揺れていましたが)。

レポートを書くときは、まず興味のある分野の場合、その分野の本を5-6冊は取り揃えて、読破するようにしていました。さらに興味があれば、追加で数冊読むこともあります。10冊くらいになった科目もあります。そうこうしていると、頭から自然と仕入れた情報が溢れるような状態になっているので、そこでレポート課題を一気呵成に仕上げています。

だた、卒業論文はレポートとは違い、要件が大事ですから、もう少し厳密な手続きを取る必要があると思います。論文構想を書いたときは、自分はなぜこの分野で卒論を書きたいと思ったのか、これまで勉強した知識も交えながら丁寧に書きました。ご指導いただく先生は、専門家ですので、知識にかなうはずもありませんが、この分野で書きたいという熱意、熱量だけは誰にも劣らないくらいあることを書いたつもりです。そんな論文構想が構想に値するのか不安はありましたが、論文の作法などは専門家の先生にご指導いただくつもりで、提出しました。どの先生になるのかは、希望は書かなかったので直前までわかりませんでしたが、事務局から、「予備指導」とのメール連絡があり、指導の先生をkccの「学籍情報」で知りました。今回もオンラインの面談のようで、自分は興味のある分野の勉強(手当たり次第いろんな本を読んでいるだけでしたが)を続けて、面談当日を迎えました。

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